ティンガティンガアートが背中を押してくれた

私がブログを書いてみようと思ったのは、昨年秋に鳥取県の「砂の美術館」を訪れてから。

 

当時展示されていたアメリカ編の壮大な砂の彫刻は、迫力があって精巧で美しく素敵でした。

その砂の彫刻は、実は接着剤など一切使用せず、砂と水だけで、木枠の中に圧縮して巨大な砂の塊を作り、そこから繊細な彫刻を施していくということ。この制作過程を聞いて本当に驚きました。

 

それよりも私の心に残ったのは、美術館の向かい側に位置する案内所のカウンター近くに飾られてあった額縁でした。

 

カラフルな色彩で描かれたアフリカの動物たちの絵。

そして隣に「ティンガティンガアート」の説明があります。

 

ティンガティンガアートはアフリカ・タンザニアポップアート

その誕生について、当時タンザニアでは観光客向けにコンゴからきた絵画が売られており、創始者エドワード・サイディ・ティンガティンガが、

 

「なぜ、ここにはタンザニアのアーティストが描いたものがないんだ?」

「なぜ、そのアーティストが俺自身ではいけないんだ?」

 

と思い、一念発起して描き始めたとあります。

 

ティンガティンガのこの言葉と、動物たちの明るく力強い絵が心の中にじ~んとしみて、帰宅してからも忘れられませんでした。

 

なぜ、何かにチャレンジするのが私ではいけないんだ?

・・・やってみていいんだよ。

そう背中を押されたような気がしたんです。

 

それから半年。どうしてブログを書こうと思っているのか?

ー私にも何か書けることがあるんじゃないか。

ーやってみていいんだよ。

ティンガティンガアートが背中を押してくれたんだ。

だから日々感じたことをこのブログを通して書いていこう。