北海道の果実 ハスカップ
2泊3日の北海道出張から夫が帰ってきました。そしてお土産に私の大好きなハスカップジュエリーを買ってきてくれたんです!ありがとう!!
もりもとのハスカップジュエリー
甘酸っぱいハスカップジャムとバタークリームがクッキーでサンドしてあり、その周りをチョコレートで縁取りしてあります。もりもとというお菓子屋さんのベストセラー。
北海道に帰省したら、絶対に自分用に買うお菓子です!
母方の祖父母が千歳市に住んでいたので、千歳のもりもとはとても身近な存在でした。
子供の頃はどちらかというとパン屋さんの位置付けで、コロネとか豆パンとかを買っていました。
この「ハスカップジュエリー」はよそゆきのお菓子で、お中元・お歳暮の時季に祖父母宅の仏壇によくあがっていました。
自分用に何個も買うようになるなんて、大人になったなぁ。もりもとの「雪鶴」というお菓子も大好きです。雪鶴は何種類か味があるけれど、やっぱり好きなのはハスカップ味。
北海道の果実ハスカップ
ハスカップの収穫時期は、6月下旬~7月上旬くらいまで、ちょうど今頃の時季です。ハスカップジュエリーは年中販売されていますが、確かに故郷を離れてからハスカップの実を口にすることが減りました。5月の連休、お盆やお正月など帰省しやすい時期はハスカップの時季ではなかったんですね。
ハスカップは、ブルーベリーのような色・サイズ感で、形が少し細長い果実です。味は甘酸っぱい。ブルーベリーのつもりで食べると、酸っぱくてしょうがないです。
私の父方の祖父母が厚真町で農家をしており、家の周りに垣根のようにハスカップの樹を何本も栽培していました。7月頃に「ハスカップ採りにおいで~」と声をかけてくれると、みんなでハスカップを収穫しに行っていました。熟した実は、触れるだけでほろほろと樹からこぼれ落ちてきます。大人の背丈くらいの樹木で、樹の中までたくさん実ったハスカップを、手を伸ばして収穫します。蜘蛛の巣に気を付けながら、黙々と採っていきます。
ハスカップの食べ方
生のままで
収穫しながら、これは甘い!これは酸っぱ~い!!なんて言いながら、パクパク食べてしまいます。
冷凍保存
たくさん採れたら、ハスカップはすぐに傷んでしまうので、食べきれない分は小分けにして冷凍しておきます。冷凍しておいたハスカップの実を、暑い夏に、そのままシャリシャリと食べる食べ方が大好きです。
砂糖漬け
ハスカップは結構酸っぱいので、砂糖漬けで食べる人が多いと思います。
砂糖とハスカップを同量くらい容器に入れて混ぜ、冷蔵庫へ。
ヨーグルトにかけたり、アイスにトッピングしたり、牛乳と混ぜてハスカップミルクに!日が経つと段々発酵してくるのでお早目に。私は少し発酵したくらいのものをハスカップミルクにするのが大好きでした。
塩漬け
塩漬けも定番。砂糖漬けと違って、塩は少量。
母は2~3日で食べきれる量の方がいいやと、冷凍保存のハスカップから一握りくらいの量だけ出して、塩をまぶして塩漬けにしていました。
塩漬けは梅干し感覚で、朝のご飯のお供に、おにぎりの具にと活躍します。
紫色の汁が、ご飯に見たことのない彩りを添えます♪
ジャム
実家では砂糖漬けと塩漬けが手間もかからず定番で、ジャムは滅多に作りませんでしたが、ハスカップ加工食品としては店頭でよく見かける定番。
ゼリー
ゼリーもハスカップ加工食品として店頭でよく見かける定番品です。
厚真町に昔あった西菓子店という町の洋菓子屋さんで製造・販売されていたハスカップゼリーは、ハスカップのみずみずしい果汁をそのまま閉じ込めたようなゼリーで、どこのハスカップゼリーよりも美味しかったなぁ!
ハスカップは、北海道に住んでいた私にとってこんなに身近な食べ物だったことを再発見しました。ハスカップの思い出と一緒に、涼しい風が耳の横を吹いていったような気分になります。